言語療法をアップデートしませんか?

結ノ歩訪問看護ステーション東山の言語聴覚士、柏瀬です。
今春から勤務しております。
これから少しずつ地域の理解を深めていきたく思います。どうぞよろしくお願い致します。

 

 

今回は、当事業所での言語聴覚士(以下、ST)の取り組みについてお伝えします。

STは、疾患や事故など後天的な原因、あるいは先天的な原因によって、食べることや話すことに困難さを抱えた方々の支援を行います。

そのなかでも、今回は脳血管障害などが原因で、失語症になった方々に対する取り組みの一つをご紹介します。

 

 

私は、状況によって「認知神経リハビリテーション」によるセラピーを行っています。
この「認知神経リハビリテーション」について簡単に以下にご説明します。

まず、従来の失語症のリハビリテーションとの大きな違いは、「コミュニケーションの双方向のやりとり」の”有無”といえます。

例えば、従来のアプローチではセラピストが絵カードを提示して、対象者が物の名前を言ったり音読したりします。
これは出されたものを答える“一方向のやりとり”です。

 

対して、認知神経リハビリテーションでは、絵カードを見ながら、セラピストと対象者が絵カードの内容について対話をします。

対象者がセラピストに伝えたい情報(絵カード)を “自ら選択” をして、

絵カードに描かれた情報のうち、メッセージ性の高い情報は何か、相手に端的に伝えるにはどの情報に焦点をあてれば良いのかを “考え” 

その情報をセラピストに “意図的に伝達” します。

これが、ある程度自由度を持った“双方向のやりとり”です。

 

 

そこで 「コミュニケーションの双方向のやりとり」の利点 について以下にご説明します。
最大の利点は、訓練でのやりとりの過程(情報の解読→言葉への変換→言葉の表出→相手の反応)が、

日常会話でのやりとりに類似していることです。

訓練での過程が増えることにより、対象者の方がどこで躓いているのか

得意なこと・苦手なことを少しずつ紐解いていきます。

それらが明確になり、訓練に活かされることは元より

対象者ご自身が得意な方法を知ること、共に生活されるご家族がそれを共有されることもとても重要なことと考えております。

 

 

認知神経リハビリテーションを行うことで、双方向での対話を意識されるようになった結果、会話で聞き取れない・理解できない時に「もう一回言って」の言葉が出るようになった方がいらっしゃいます。

あるいは「あなたはこう言ってたけど私は違うと思う」と、ご自分の考えをぶつけてくださるようになった方もいらっしゃいました。

対話を諦めない
♪双方向のやりとりを大切にするセラピー♪ご興味はありませんか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

文責;柏瀬美帆

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