訪問看護での高齢者の急変対応に関する研修会に参加
訪問看護における急変対応の重要性
近年、在宅で生活されている高齢者の救急対応に関する話題が多く見られます。
在宅で生活されている高齢者の急変対応は訪問看護の重要な役割の一つです。しかし、それは簡単ではありません。
訪問看護では、限られた設備・道具で救急搬送の必要性の判断、フィジカルアセスメント等の判断が必要になります。(もちろん、主治医への報告と相談もします)。これらの状況判断は病棟での看護経験が豊富であっても、適切で迅速な対応が取れないこともあると思います。
訪問看護を利用されるご利用者さまの多くは高齢であり様々な疾患を抱えておられます。また一度、体調を崩されると急激な変化が起こるリスクがあります。そのため急変時の適切な判断は訪問看護において重要だと言えます。
「急変時の対応」に関する研修会に参加
京都看護大学で開催されている「京都市看護師能力向上・定着確保研修プログラム」に参加してきました。
今回のテーマは「急変時の対応」で、主に1次救命処置を学びました。前半はJRC蘇生ガイドラインに沿って1次救命の流れを学びました。
後半はモデル人形を用いて意識の確認、応援要請、呼吸と心停止の確認、胸骨圧迫、AEDと1時救命の演習を行いました。特に印象的だったのが、一次救命が心停止からの生存や自己心拍再開の可能性を高めるとされていると話されていたのが印象的でした。
在宅では、一次救命が鍵となると思います。今回の講義と演習で学んだことを生かしていきます。
文責:成田 圭吾