訪問看護でポータブルエコーを活用した排泄トラブルへの新たなアプローチを導入!!
京都市で訪問看護を提供しています、結ノ歩訪問看護ステーション東山です!
サービスの質の向上に向けた取り組みをこの度はご紹介させていただきます。
現在、管理者の岡本が新たなサービス提供に向けて準備を進めて準備しております。
新たなサービスとは在宅でも使える「ポータブルエコー」の導入です!!
次世代看護教育研修所が主催している研修会で
Eラーニング、技術講習と受講してきました。
ここからは内容についてご説明いたします。
看護師が行う従来のフィジカルアセスメントとして、
問診・視診・打診・聴診・触診
の五つとされていました。
これらは実際に体内で起こっている現象を視覚化することができないという限界がありました。
ですから上記の五つの観察から状態を「推測」するしか無かったということになります。
そこで第6のフィジカルアセスメントとして、超音波画像装置(エコー)の登場です。
これにより体内を可視化できるようになることによって
例えば
排便コントロールが難しいご利用者さんに、実際のお腹の状況を観察した上で助言ができることになるのではないか
と考えました。
そこで2023年2月に技術講習まで受講してきました。
技術講習の中では、Eラーニングの復習をはじめ、以下の点を実際の健常者の身体を使って手技を学びました。
ポータブルエコーを用いて
・膀胱、直腸の観察、膀胱内尿量の計測
・腎臓の観察
・上行、下行結腸(便)の観察
この中でも、上行、下行結腸(便)の観察は技術と経験が必要となるので、これから使用していく中で上達していきたいと思います。
まずは、排泄トラブルでお困りの方へ新たな技術でより良い支援ができるように研鑽していきます!!!
今後はさらに
嚥下場面での活用、肺の状態観察など
様々な場面でポータブルエコーの活躍の可能性を感じています。
これからの活躍をお楽しみに!!
文責 山中真司